子供の味方とは

子供会主催のサッカー大会に引率兼審判要員として参加しました

市内の各子供会対抗となって、サッカー未経験者ももちろんいました。
基本的にはフットサルルールで特別ルールとしてゴールから4メートルのペナルティーエリア内からのシュートは禁止という内容です。

3・4年の部、5・6年の部、女子の部と3つのカテゴリーにわかれて、引率は5・6年のチームなんだけど僕は女子の部の審判をしていました。

1人審判でやっていたんだけど、わからない子供にはルールを教えながらやっていて、キックインも近くで説明していてその子はうまく逆サイドのコーナー近くまで飛んでそっちで競り合いがあって、ボールがゴールラインを越えて行きました。

攻めてる子がドリブルしてたのでキーパースローの判定を出したら、その近くで見ていた白いジャージを着た若めのパパさん(だと思う)がでっかい声で

 

コーナーキックだよ!コーナー!!」

 

僕はディエンスに当たったところが見えてないので無視しました。
困っているのはボールを投げていいのか迷っているキーパーの子供でした。

 

「完全に当たってるだろ!!全然見えてないじゃねぇか!!」

 

と怒り心頭のパパさんは僕への口撃をヤメません。

(ここまで言うのだからたぶんディフェンスの脚に当たっていたとは思うけどね)


①パパさんのところへ行って、レッドカードを出して会場から出て行ってもらう。

②「キーパースローだよ♪」とキーパーに優しく指示を出す。

③パパさんのところへ行って、笛を渡して「審判お願いしますね!」と優しく言う。


瞬時に頭に浮かんだシュミレーションは上記3つ。
子供会の行事でなければ①でもよかったと思うし、逆に子供会の行事だから③でも良かったかなとも思うし(笑)、当たり前ですが結局は②で進行しました。
でも隣にいたママさんが『パパやめてよ。。』という表情と仕草をしていたのがいたたまれませんでした。

もちろん僕はメチャクチャ腹がっ立ったけどね(笑)


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一緒に来ていたコーチから聞いた話ですが、別のコートでも似た状況があったそうです。
観 客もベンチもごちゃ混ぜでコートを囲んでいる状況で、その時パパさんの息子は隣にいたんだそうです。試合の交代待ちをしていて、パパは自分のチームに不利 になる判定に激怒して声を荒げていたら

 

「パパヤメてよ! そんなことしてもらわなくて僕らは平気だし、恥ずかしいよ!!」

 

と息子に説教をくらってしまったそうです。


子供たちには応援以外の言葉っていうのは、ジャマなんですね。
判定への文句、自分勝手な指示、相手を侮辱する言葉・・・どれをとっても良いことなんてありえないんです。
審判を敵にして、試合相手を敵にして、自らの子供すら敵にしてしまう行為なのです。

どうしても勝ちたい気持ちがそういった間違った方向へいってしまうのはわからなくはないんです。

でも、子供の見方をするために敵を作るのは少年サッカーではヤメて欲しいですね。

 

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